銅への投資方法まとめ

目次

銅へ投資する方法

1.銅現物への投資

金・プラチナの場合は現物への投資は一般的ですが、銅の場合むずかしいみたいです。銅現物に投資できる投資信託ETFなどは見つかりませんでした。

先物価格に連動するETFであれば一応ありますが、信託手数料も高く長期保有には向きそうにありません。

2.銅鉱山株に投資

長期的に銅へ投資したい場合、銅が産出される鉱山会社への投資が現実的みたいです。銅を採掘している会社は世界中にあります。

日本では商社などが銅鉱山へ投資していたりしますが、銅の採掘を主な事業としている会社へ投資したい場合、海外株を買うことになります。

ただ、銅鉱山株の価格は銅の価格と必ずしも連動するわけではありません。銅以外の副産物も採掘されますし、会社個別の業績や生産国の政情にも左右されますので、しっかり分散投資をしたほうが良いです。

鉱山株には銅現物や先物と違って配当金が手に入るというメリットもあります。

FCX(フリーポート・マクモラン)

アメリカの会社で、世界中に鉱山を所有している。銅以外にも金、モリブデン、コバルト、石油、ガスなどを取り扱っている。

SCCO(サザン・コッパー)

ペルーの会社で、ペルーとメキシコで採掘している。ニューヨーク証券取引所に上場しているので日本の証券会社からでも買える。

VEDL(ヴェダンタ)

インドの会社。こちらもニューヨーク証券取引所に上場。上記の企業にくらべてると時価総額は1/4ほど小さいが、配当利回りが高め。

BHP(BHPグループ) ※番外編

かなり時価総額の大きい採鉱会社。鉄鉱石など様々な資源を取り扱っており、銅がメインというわけではないので注意。世界各地で事業を展開。

5020(ENEOSホールディングス) ※番外編

石油会社のENEOSもチリに銅鉱山を所有しているが、銅価格が株価にあたえる影響は少ない。

3.銅鉱山株ETFに投資する

ETFを使えば、複数の銅鉱山会社へ簡単に分散投資ができます。しかしニッチなジャンルのためか、商品の数は少ないようです。

COPX(グローバルX コッパー・マイナーズETF)

執筆時点では、日本の証券会社での取り扱いは確認できませんでした。

経費率が0.65%とそこそこ高め。かなり幅広い地域に分散投資できるのは魅力。配当もある。

4.先物・CFDで投資

短期や中期で銅に投資したい場合には、先物やCFDを使うことができるようです。(先物は上級者向け、CFDは中級者以上向け)

スプレッドや手数料、手間の関係で長期投資には向かないでしょう。

銅の値動きの特徴

景気の影響を強く受ける

銅は身の回りの様々な製品に使われていますが、需要の急激な変化にあわせてフレキシブルに供給量を増減させるのは難しいため、景気の変化で価格が大きく変わります。そのため銅の価格は景気や株価の先行指数として見られることもあり、ドクター・カッパーと呼ばれたりもします。(実際に先行指数として使えるかは時と場合による)

USドルと逆変動することが多い

基軸通貨であるUSドルの価値が下がると、多くのコモディティ(商品)は相対的に価値が上がり、逆にドルの価値が上がるとコモディティの価値は下がる傾向があります。

銅も同じく、影響をうけることがあります。

銅の価格の調べ方

銅の価格を知りたい時は、先物の価格を見るのが良いでしょう。COMEXシカゴ・マーカンタイル取引所,CME)のCopper先物が有名です。証券会社のマーケット情報などから見られます。

TradingViewの場合、シンボル検索で『HG1!』と入力すると見つかります。こちらのソフトを使えば、銅の価格とその他の株価指数相関係数を調べたりなど、分析に役立ちます。

私の投資戦略

私は銅鉱山株を長期ポートフォリオの2%で保有しています。景気後退期に他の株と一緒に下がってしまうセクターですし、自然相手の採鉱業には特有のリスクがあるため、複数の会社に分散し、あまり多くは持たないようにしています。売買で儲けようとか配当が目当てとかでなく、資産の多様化の一環として持っている感じです。